五島市議会 > 2019-12-04 >
12月04日-01号

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  1. 五島市議会 2019-12-04
    12月04日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 元年 12月 定例会        令和元年12月五島市議会定例会会期日程表1 会期   12月4日~12月25日(22日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容12月4日水10:00本会議開会、会期決定、諸報告、各会計決算委員長報告、質疑討論、採決、議案上程説明議会関係議案上程、質疑討論、採決12月5日木 休会議案研究日12月6日金10:00本会議議案質疑、委員会付託12月7日土 休会休会12月8日日 休会休会12月9日月10:00本会議市政一般質問12月10日火10:00本会議市政一般質問12月11日水 委員会付託案件審査12月12日木 委員会付託案件審査12月13日金 委員会付託案件審査12月14日土 休会休会12月15日日 休会休会12月16日月 委員会付託案件審査12月17日火 委員会付託案件審査12月18日水 委員会付託案件審査12月19日木 委員会付託案件審査12月20日金 委員会付託案件審査12月21日土 休会休会12月22日日 休会休会12月23日月 委員会付託案件審査(予算委員会)12月24日火 休会議事整理日議会運営委員会)12月25日水10:00本会議委員長報告、質疑討論、採決、閉会      令和元年12月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告13出納検査結果報告(令和元年8月分)令和元124報告監査報告14出納検査結果報告(水道事業会計・令和元年8月分)令和元124報告監査報告15令和元年度定期監査結果報告令和元124報告監査報告16出納検査結果報告(令和元年9月分)令和元124報告監査報告17出納検査結果報告(水道事業会計・令和元年9月分)令和元124報告  行政調査報告について令和元124報告議案100平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算令和元124認定議案101平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案102平成30年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案103平成30年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案104平成30年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案105平成30年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案106平成30年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案107平成30年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案108平成30年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案109平成30年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案110平成30年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案111平成30年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案112平成30年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算令和元124認定議案113平成30年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算令和元124原案可決 及び認定  決算特別委員会の解散について令和元124解散報告18専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)令和元124報告議会議案3五島市議会議員定数条例の一部改正について令和元124原案可決議案115五島市部設置条例の一部改正について令和元1225原案可決議案116五島市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について令和元1225原案可決議案117成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について令和元1225原案可決議案118五島市認知症対応型共同生活介護施設条例の廃止について令和元1225原案可決議案119五島市奨学資金給付条例の一部改正について令和元1225原案可決議案120五島市玉之浦農林産物加工研修所条例の廃止について令和元1225原案可決議案121五島市簡易水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について令和元1225原案可決議案122工事請負契約の変更について令和元1225原案可決議案123工事請負契約の変更について令和元1225原案可決議案124工事請負契約の変更について令和元1225原案可決議案125富江地域福祉センターの指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案126保育事業所の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案127デイサービスセンターの指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案128笠松宏有記念館の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案129玉之浦健康管理増進施設の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案130農村集会所の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案131荒川集会所の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案132小浦集会所の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案133漁船保全施設の指定管理者の指定について令和元1225原案可決議案134あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について令和元1225原案可決議案135あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について令和元1225原案可決議案136和解及び損害賠償の額の決定について令和元1225原案可決議案137令和元年度五島市一般会計補正予算(第3号)令和元1225原案可決議案138令和元年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)令和元1225原案可決議案139令和元年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)令和元1225原案可決議案140令和元年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第1号)令和元1225原案可決議案141五島市職員の給与に関する条例及び五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について令和元1225原案可決議案142五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について令和元1225原案可決議案143五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について令和元1225原案可決議案144令和元年度五島市一般会計補正予算(第4号)令和元1225原案可決議会議案4長崎県富江病院の存続を求める意見書令和元1225原案可決陳情11五島市議会における市民のための議会改革に向けた取り組みとして常任委員会等の透明化を求める陳情令和元1225結審陳情12五島市の音楽文化団体における著作権法の遵守のための適正な環境づくりと名義後援依頼に対する承認基準及び申請書の整備を求める陳情令和元1225結審陳情13「玉之浦花き栽培施設10円譲渡の解明」に関する陳情令和元1225結審  議員派遣について令和元1225派遣◯出席議員(18名)   1番  三浦直人君      12番  宗 藤人君   2番  木口利光君      13番  網本定信君   3番  野茂勇司臣君     14番  草野久幸君   4番  明石博文君      15番  江川美津子君   6番  山田洋子君      16番  橋本憲治君   7番  古川雄一君      17番  相良尚彦君   8番  片峰 亨君      18番  村岡末男君   9番  清川久義君      19番  荒尾正登君  11番  神之浦伊佐男君    20番  谷川 等君-----------------------------------◯欠席議員(0名)◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  財政課長      坂本 聡君 副市長       吉谷清光君   富江支所長     山崎 健君 教育長       藤田清人君   玉之浦支所長    竹野 茂君 総務企画部長    久保 実君   三井楽支所長    吉田典昭君 市民生活部長    戸村浩志君   岐宿支所長     中野邦彦君 地域振興部長    大賀義信君   奈留支所長     夏井勝幸君 農林水産部長    田端正之君   会計管理者     佐々野祐八君 建設水道部長    出口秀幸君   監査委員      橋本平馬君 消防長       今村威徳君   監査委員事務局長  市川良二君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  農業委員会事務局長 田脇栄二君           山本 強君 政策企画課長    小田昌広君   教育委員会総務課長 蓮本光之君-----------------------------------◯議会事務局 局長        山田 栄君   議事係長      小石節子君 次長        鍋内秀明君   書記        近藤優将君          令和元年12月4日(水)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 議員定数等調査特別委員会の報告について 6 行政調査報告について 7議案第100号平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算決算特別委報告8議案第101号平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算文教厚生委報告9議案第102号平成30年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上10議案第103号平成30年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算同上11議案第104号平成30年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算同上12議案第105号平成30年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算経済土木委報告13議案第106号平成30年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算同上14議案第107号平成30年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算同上15議案第108号平成30年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算同上16議案第109号平成30年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算同上17議案第110号平成30年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算同上18議案第111号平成30年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算同上19議案第113号平成30年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算同上20議案第112号平成30年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算総務委報告21 決算特別委員会の解散について 22報告第18号専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 23議案第115号五島市部設置条例の一部改正について上程・説明24議案第116号五島市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について同上25議案第117号成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について同上26議案第118号五島市認知症対応型共同生活介護施設条例の廃止について同上27議案第119号五島市奨学資金給付条例の一部改正について同上28議案第120号五島市玉之浦農林産物加工研修所条例の廃止について同上29議案第121号五島市簡易水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について同上30議案第122号工事請負契約の変更について同上31議案第123号工事請負契約の変更について同上32議案第124号工事請負契約の変更について同上33議案第125号富江地域福祉センターの指定管理者の指定について同上34議案第126号保育事業所の指定管理者の指定について同上35議案第127号デイサービスセンターの指定管理者の指定について同上36議案第128号笠松宏有記念館の指定管理者の指定について同上37議案第129号玉之浦健康管理増進施設の指定管理者の指定について同上38議案第130号農村集会所の指定管理者の指定について同上39議案第131号荒川集会所の指定管理者の指定について同上40議案第132号小浦集会所の指定管理者の指定について同上41議案第133号漁船保全施設の指定管理者の指定について同上42議案第134号あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について同上43議案第135号あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について同上44議案第136号和解及び損害賠償の額の決定について上程・説明45議案第141号五島市職員の給与に関する条例及び五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について同上46議案第142号五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について同上47議案第143号五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について同上48議案第137号令和元年度五島市一般会計補正予算(第3号)同上49議案第138号令和元年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)同上50議案第139号令和元年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)同上51議案第140号令和元年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第1号)同上52議案第144号令和元年度五島市一般会計補正予算(第4号)同上53議会議案第3号五島市議会議員定数条例の一部改正について委員会付託省略                        =午前10時00分 開会= ○議長(谷川等君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより令和元年12月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を、本日から12月25日までの22日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月25日までの22日間と決定いたします。 なお、会期日程はお手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって、議長の報告をいたします。  10月15日から実施された長崎県市議会議長会主催の行政視察に出席いたしました。今回の行政視察は2カ所で、まず東京都渋谷区では新庁舎における議会施設等の概要及び議会ICT化の取組を、青森市ではインバウンド観光振興及び文化交流施設ねぶたの家ワ・ラッセをそれぞれ視察したところであります。 次に、10月16日、愛媛県松山市において開催された全国民間空港所在都市議会協議会第96回臨時総会に相良副議長が出席いたしました。会議では、伊丹市議会議長の会長挨拶、開催地である松山市の議長及び市長の歓迎挨拶を受け、事務報告を承認した後、協議に入りました。平成30年度決算、令和元年度補正予算をそれぞれ認定、可決し、また令和2年度の分担金については本年度と同額とすること、さらに令和2年度臨時総会の開催地を北海道紋別市に決定し閉会いたしました。 次に、10月28日、大分県別府市において、第28回全国市議会議長会基地協議会九州・沖縄部会総会が開催され、出席いたしました。総会では、久留米市議会議長の会長挨拶、開催地である別府市の議長及び市長の歓迎挨拶、九州防衛局次長及び全国市議会議長会基地協議会会長である青森県三沢市の議長の来賓挨拶に続いて、基地協議会活動報告がなされました。議事においては、平成30年度会計決算及び令和元年度会計予算をそれぞれ認定、可決した後、令和2年度の九州部会の役員改選を行い、会長には引き続き久留米市を、長崎県からは副会長に大村市が、また相談役には引き続き佐世保市が選任され、加えて、次期開催地を久留米市で行うことに決定し閉会いたしました。 次に、11月12日、東京都において開催された第38回離島振興市町村議会議長全国大会に出席いたしました。大会では、来賓として7つの政党の国会議員から挨拶を賜った後、離島における財政、産業、医療及び交通・通信など14項目についての決議・要望事項、加えて、離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定を求める特別決議を採択し閉会いたしました。 次に、翌13日、同じく東京都において開催された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による本県選出国会議員への要望活動に参加いたしました。離島議長会としては、本市提出の海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援について及び特定有人国境離島地域社会維持推進交付金(航路・航空路運賃の低廉化)の対象者拡大についてなど、14項目に関して強力な支援を要望したところであります。 次に、翌14日、国会議員で組織する防衛省情報施設振興議員連盟の総会が東京都で開催されることから、これに合わせて実施された防衛省全国情報施設協議会役員会・要望活動に参加いたしました。要望事項は、基地交付金の増額及び地上電波測定装置等の早期設備更新についてであり、加えて防衛省、総務省にも訪問し、同様の要望活動を実施したところであります。 次に、翌15日、同じく東京都において開催された全国過疎地域自立促進連盟の理事会及び第50回定期総会に出席いたしました。理事会では、総会の議事運営について協議がなされ、事務局提案のとおり決定されました。定期総会では、事業報告の後、議案の審議に入りました。第1号議案、第2号議案で役員の選任及び任期満了に伴う会長等の役員の承認を行い、また第3号議案では新たな過疎対策法の制定に関する決議について、第4号議案では令和2年度過疎対策関係政府予算・施策に関する決議・要望について、さらに第5号議案ではこの決議・要望の実現への要請活動方法について、それぞれ原案どおり承認し閉会いたしました。 また、引き続き、新過疎法の制定実現に向けた総決起大会が開催され、会長挨拶、7つの政党の代表からの来賓挨拶に続き、新たな過疎対策法の制定に関する決議を異議なく可決し閉会いたしました。 次に、11月21日、五島市において、長崎県離島三市二町市長・町長、議長会議が開催され、野口市長ほか幹部職員とともに出席いたしました。会議では、公的病院の再編・統合について、国保税の県内統一化について、十八・親和銀行の店舗統合について、以上3点を中心議題とし情報交換を行い、次期開催地を対馬市に決定し閉会いたしました。 次に、11月27日、長崎市において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県知事への要望活動が行われ、加えて今回は長崎県国境離島市町村議会連絡協議会からも同時に要望書を提出したいとのことから、副会長である三浦議員とともに出席し、また同日午後に開催されました正副議長研修会には相良副議長も加わり出席いたしました。県知事への要望事項は、離島議長会からは当市提出の海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援についてなど13項目で、国境離島連絡協議会からはジェットフォイルの更新に伴う財源について及び有人国境離島法による航路・航空路運賃低廉化の対象拡大についての2項目であります。引き続いての研修会では、町村議長会の会長挨拶の後、長崎県の平田 研副知事から、「長崎県2040年研究会報告~全国より先駆けて本県に到来する人口減少社会に対し行うべき取組~」と題して講演がなされました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告についての発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)おはようございます。10月12日に伊豆半島へ上陸した台風19号により甚大な被害がもたらされ、1都12県において98名の貴い命が失われました。亡くなられた方々、そして御家族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災され、いまだ避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。また、被災地で支援活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、皆様の安全と一日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。 10月22日、皇居宮殿において、即位礼正殿の儀が執り行われました。これは、天皇陛下が即位を宣言するために行われたもので、当日は国内外から2,000人を超える方々が参列しました。陛下は、「国民に寄り添いながら憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓う」とお言葉を述べられました。11月9日から天皇陛下の即位を祝う国民祭典が執り行われ、祝賀パレードなどが実施されました。また、11月14日から15日にかけては大嘗祭が執り行われるなど、皇室の行事が続きました。今後も天皇陛下の即位に伴う皇室行事が執り行われる予定であります。 12月23日から26日にかけて、フランシスコローマ教皇が来日され、天皇陛下や安倍首相と会談し、また東日本大震災の被災者などと交流しました。24日には長崎市を訪れ、平和公園で行われた平和の集いでは、核のない世界や世界平和の尊さを強く訴えられました。また、午後から県営野球場で行われた教皇ミサには、五島市から多くのカトリック信者の皆様などが参加され、世界の13億人のカトリック信者の最高指導者である教皇の言葉に熱心に耳を傾けておられました。ローマ教皇として38年ぶり、史上2度目の訪日であり、その祈る姿と人々の願いに耳を傾ける姿は多くの人の心に深く刻まれたものと思います。 さて、本日ここに、令和元年12月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして、市政運営の概要を御報告申し上げます。 第2期五島市人口ビジョン・総合戦略の策定について。 第2期五島市人口ビジョン・総合戦略の策定については、産官学金労言の各分野の有識者で構成する五島市まち・ひと・しごと創生推進会議に諮問し、8月6日に答申を頂きました。その後、骨子案に対するパブリックコメントを1カ月間実施し、市議会を初め市民の皆様の御意見を伺い、策定に向け取り組んでまいりました。 人口ビジョンについては、2060年における目標人口を2万人とし、総合戦略においては、現行の「五島の恵みを活かし、雇用を生み出す“しま”をつくる」「五島の魅力を発信し、世界に誇れる“しま”をつくる」「安全・安心で住みやすさ日本一の“しま”をつくる」「五島の宝・子どもが育ち、輝く“しま”をつくる」の4つを基本目標としております。 また、国においても現在2期目となる総合戦略を策定しており、今月下旬に公表される予定ですので、五島市の総合戦略については、その後に公表したいと考えております。 今年の人口動態について、1月から11月までの社会動態を見てみますと、23人の増と、初めて増加に転じました。今年も残り1カ月を切りましたので、その動向に期待してまいりたいと考えております。 国際ツバキ会議全国椿サミット五島大会について。 2020年国際ツバキ会議全国椿サミット五島大会の開催まで残り3カ月となりました。これまで有識者等による実行委員会や企画運営委員会等を開催し、大会日程やプレツアー及びポストツアーの行程等を決定しました。また、国際ツバキ会議フランス・ナント大会や毎年開催されている全国椿サミットに出席し、五島大会の周知に努めてまいりました。 五島市の地域資源であるツバキを活用して、五島の魅力を世界に発信する絶好の機会でありますので、「Go to 五島!椿の島で会いましょう!」という大会キャッチフレーズのもと、日本ツバキ協会を初めとする関係団体と連携し、大会本番に向けて万全の体制で臨みたいと考えております。期間中、著名な方をお招きし、様々なイベントを予定しておりますので、市民の皆様方の御来場、御参加をよろしくお願いいたします。 五島の魚プロジェクトについて。 11月13日、Tポイントを運営するTポイントジャパンと共同で展開している五島の魚プロジェクトで開発された新商品、五島のフィッシュハムの発売が開始されました。このプロジェクトは、磯焼けの一因ともされるアイゴやイスズミ、ブダイなどの未利用魚を加工し都市圏で販売することで、漁業者の所得向上や持続可能な漁業の実現を目指すものです。 開発された商品、五島のフィッシュハムは、かまぼこ製造会社である株式会社浜口水産がブダイやシイラを利用して無添加の商品を開発したもので、年間2万枚の販売を予定しております。 今後ともTポイントジャパンや市内事業者、漁業者などと連携して新たな商品開発を進めるとともに、五島の魚プロジェクトを通して五島の魚のおいしさを広く周知し、市産品のブランド化及び販路拡大に努めてまいりたいと考えております。 雇用機会拡充支援事業について。 有人国境離島法による雇用機会拡充支援事業については、9月末に交付金の追加配分があり、14の事業(雇用予定者28名)を追加して採択しました。これにより、今年度の採択数は37件で、雇用予定者数は92名となりました。このうち雇用された方は、10月末現在で、内定者を含め67名となっています。令和2年度の事業については11月26日から公募を開始しており、来年1月17日まで受け付けておりますので、事業者の皆様においては積極的な事業計画の提案をお願いします。 十八・親和銀行の合併について。 10月29日、現在の十八銀行と親和銀行が来年10月に合併し、新たに十八親和銀行として発足した後の店舗統合等の概要が発表されました。店舗統合のスケジュールとしては、システム統合後の令和3年5月から開始され、令和4年3月に完了する予定とのことです。 新銀行発足後は、現在の親和銀行福江支店が十八親和銀行福江中央支店となります。また、同じ建物内に現在の十八銀行福江支店が移転する予定で、十八親和銀行福江支店として店舗内店舗方式で営業されます。 なお、現在の十八銀行福江支店の店番や口座番号等はそのまま利用できることとなっております。 市といたしましては、商店街の中心に位置する十八銀行福江支店の移転による影響が懸念されることから、今後、福江商工会議所や商店街関係者の御意見を伺い、また市議会とも協議しながら、移転後の施設の活用や市民に対する金融サービス等について、しっかり対応していただくよう要請してまいりたいと考えております。 再生可能エネルギーについて。 10月10日、洋上風力発電のウインドファーム事業を進めている崎山沖の促進区域の指定に向けて、第1回長崎県五島市沖における協議会が開催されました。 この協議会は、行政機関や漁業関係者及び航路事業者等で構成され、促進区域の指定や区域内における洋上風力発電事業の実施に関し必要な協議や情報共有を行いました。また、五島市として、協議会の事務局である経済産業省資源エネルギー庁に対し、促進区域の指定や海底ケーブル等の基幹送電網の整備について要望を行いました。11月25日には第2回協議会が開催され、漁業操業や船舶航行などに支障がないことが見込まれるとして、促進区域の指定に異存はないとする意見案が承諾されました。 今後、年内に協議会としての意見書を取りまとめる予定となっております。引き続き、国や県、漁業関係者と連携し、ウインドファームの実現に向け取り組んでまいります。 ジオパークの推進について。 10月3日、五島列島ジオパーク構想について、日本ジオパーク認定の可否が審査され、認定見送りとなりました。これまで、協議会会員や地域の方々と一体となり取り組んでまいりましたので、非常に残念であります。 審査結果報告書では、「すばらしい資源とジオパークを推進する人材に恵まれている」と評価を受けた一方、「ジオパークに対する理解が不十分で、ジオサイトや拠点づくりを含めたジオパークの可視性やジオガイドの養成、学校教育への取組についても課題が多い」などの指摘を受けました。これを受け、これまでの活動と審査結果報告書の内容を分析し、ジオパークの理念や目的の整理、解説版等の内容の見直しなどの課題解決に向けた取組を進めております。 私たちが暮らす大地の生い立ちを知り、恵みに感謝し、その魅力や価値を次世代に伝え観光資源として生かすため、引き続き、市議会を初め市民の皆様とともに日本ジオパーク認定に向け取り組んでまいります。 鐙瀬園地の活性化について。 かねてから提案を募集していた鐙瀬園地自然環境活性化プランについては、総合商社である双日株式会社から応募がありました。10月21日、プロポーザル方式により審査を行い、五島市の観光拠点である鐙瀬園地に富裕層向けの宿泊施設を建設し、雇用創出や交流人口の拡大に寄与する事業を提案した同社を事業者として決定しました。 計画では、今年度中に施設の設計に入り、来年の夏頃着工し、所要の準備を進め、令和4年2月頃開業の予定となっております。 今後、同社の優れたアイデアやノウハウを活用し、鐙瀬園地一帯が五島列島の観光拠点として国内外から多くの観光客でにぎわう場となることを期待しております。 スポーツイベントの開催について。 10月26日と27日、中央公園市民体育館において、プロバスケットボールB2リーグの公式戦として、ライジングゼファーフクオカと福島ファイヤーボンズの試合が行われました。今回は福岡県を本拠地とするライジングゼファーフクオカのホームゲームとして開催されたもので、両日ともに1点を争うシーソーゲームとなり、試合の結果は1勝1敗でした。当日は、子供たちを初め、両日合わせて約1,300名が来場し、バスケットボール独特の速い攻防や豪快なシュートを観戦するなど、貴重な経験になったものと思います。 11月4日、中央公園陸上競技場において、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストで日本記録保持者の野口みずきさんによるランニング教室を開催しました。野口さんは、昨年からスポーツ合宿に来ていただいている岩谷産業陸上部のアドバイザーを務めており、その縁もあり、教室の開催に至りました。当日は、市内のジュニア陸上クラブや中高陸上部などの約80名が参加し、野口さんが現役時代に大切にされていたリズム感やテンポ、柔軟性を備える練習を中心に指導が行われました。参加した皆様にとっては、世界で戦ったアスリートの練習を体感し、貴重な経験になったものと思います。 B2リーグ大会やランニング教室を支えていただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。今後も引き続き、このような大会の誘致やスポーツ教室を開催するとともに、多くの市民の皆様が参加できるようさらなる周知に努め、スポーツの振興並びに地域の活性化につなげてまいります。 岐宿デイサービスセンターの指定管理について。 岐宿デイサービスセンターについては、来年4月の民間移譲に向け移譲先を公募しておりましたが、応募がありませんでした。施設の廃止も検討しましたが、多額の国・県補助金の返還が必要になることに加え自立訓練を行っている利用者が多いこともあり、当分の間、施設を存続することとし、民間移譲から指定管理へ方針を転換し管理してまいりたいと考えております。本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 三井楽生活支援ハウス白砂及びグループホームさざなみについて。 三井楽生活支援ハウス白砂及びグループホームさざなみについては、今年度末で指定管理期間が満了するため来年度の公募を行っていましたが、資格を持った介護職員の確保が困難という理由もあり、応募がありませんでした。 このうち、三井楽生活支援ハウス白砂については、地域包括ケアシステムを構築していく中、低料金の高齢者の住まいの確保という観点から必要な施設であり、今後においても、指定管理において運営してまいりたいと考えております。 グループホームさざなみについては、グループホームを運営する民間施設が多く存在し、また現在の入居者の転居についても了解を得ていることから、施設を廃止したいと考えております。 なお、施設の廃止に伴い、既に工事請負契約を締結していた空調改修工事について、市から契約の解除を申し出たことにより、工事請負業者に損害が発生しております。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 長崎県障害者芸術祭の開催について。 12月8日、福江文化会館において、第20回長崎県障害者芸術祭が開催されます。障害者芸術祭は障害のある方々の文化芸術活動の発表の場であり、障害に対する理解と認識を深めることを目的に、毎年県内で開催されています。 当日は、障害者の皆様が早い時期から練習を積み重ねてきた楽器演奏やダンスの披露を初め、障害のある人とない人合わせて約180人がベートーヴェンの第九を合唱します。このほか、絵画等の作品展示や障害関係施設による販売会、高校生のドラム演奏、青年団によるチャンココが披露される予定です。 障害の有無にかかわらず、心を一つにしてつくり上げる障害者芸術祭となっておりますので、市民の皆様におかれましては、ぜひ御来場くださいますようお願いいたします。 五島市公共施設等総合管理計画の個別計画の策定について。 五島市公共施設等総合管理計画については、平成29年3月、次世代に継承可能な施設保有量を目指し、今後40年間で公共建築物の総床面積を40%削減することを目標として策定しました。これを受け、この計画を具体的に実行に移すため、平成29年度から施設ごとの今後の方針を検討し、このたび、これらの方針をまとめた個別計画を策定しました。 今後、個別計画を着実に実行することにより、五島市の公共施設の保有量の適正化を目指してまいりたいと考えております。 富江地区乗合タクシー及び福江商店街巡回バスについて。 11月27日、有限会社五島観光タクシーから、本日13時をもって廃業したと連絡を受けました。 市としては、同社が運行する富江地区乗合タクシーを利用する方への緊急措置として、当日第5便から代替の無償運送で対応し、交通事業者との調整により、今月からは五島タクシーが運行しております。 また、福江商店街巡回バスについては、これまで交通事業者の3社により月替わりで運行しており、今月は同社の順番であったことから、大波止タクシー及び西海タクシーと調整し、2社で運行することとなりました。しかし、車両が確保できないことなどにより、運休日が5日間生じております。 今後、安定した運行ができる体制づくりに向け、国、県と協議しながら進めてまいります。市民の皆様並びに利用者の皆様におかれましては、御理解を賜りますようお願いいたします。 オリエンタルエアブリッジの今後の運航体制について。 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は、現在、機材の更新を行っており、先日、来年度以降の更新計画について説明がありました。 まず、来年度更新予定である39人乗りのQ200型機の後継機として、五島市が要望してきた74人乗りのQ400型機を導入する方向で検討しているとのことです。あわせて、今後、新型機を導入するための準備期間として、令和2年度から令和4年度までの3年間に限り、現在の福江-福岡線の1日4便体制を来年の夏ダイヤから1日3便体制に変更したいとのことでした。 市といたしましては、基幹航空路線の減便とダイヤの変更が生じることから、市議会交通網整備対策特別委員会の御議論も踏まえながら、市議会と一体となって対応してまいりたいと考えております。 本庁舎新本館棟建設工事について。 本庁舎新本館棟建設工事については、昨年7月の工事着工から1年4カ月が経過し、工事は最終段階を迎え、いよいよ完成間近となりました。新本館棟の完成は来年1月末を予定しており、完成後は既存庁舎から新本館棟への移転作業を順次開始し、段階的に供用開始することとしております。 なお、移転作業は来年2月中旬におおむね完了する予定であり、令和2年3月五島市議会定例会については新本館棟で開催できるよう準備を進めているところであります。 また、新本館棟完成後は、引き続き新館・増築棟の耐震改修、旧本館棟解体及び外構工事等を予定しており、近隣の皆様並びに来庁される皆様には引き続き御不便、御迷惑をおかけしますが、御理解を賜りますようよろしくお願いします。 五島市クリーンセンターの竣工について。 新たなごみ処理施設の建設については、平成29年7月の工事契約締結後、2年4カ月間の工期を経て、多くの方々の御支援と御協力を賜り、無事に竣工を迎えることができました。 この施設は、自然環境・生活環境の負荷の低減や安全性及び機能性に優れていることに加え、地球温暖化防止対策となる省エネ化や余熱利用に対応した施設であります。今後の運営においては、市民の暮らしと豊かな自然をいつまでも守り続けられるよう、安全で安定的なごみ処理による環境負荷の低減に努めてまいります。 また、施設運営に伴う大浜地区との公害防止協定につきましては、代理人弁護士が同席して協定内容について最終調整を行っているところであります。引き続き協議してまいりたいと考えております。 プレミアム付商品券について。 10月の消費税引上げに伴い、全国的に子育て世帯及び低所得者等に対し、プレミアム付商品券事業を実施しています。 五島市では、1枚500円の商品券を10枚一つづりにし、1冊4,000円で販売することで割引率20%のプレミアム付商品券とし、5冊を限度に販売しております。当初はその購入引換券の申請受付を11月30日までとしておりましたが、申請率が30.5%と低迷していることから、来年の1月31日まで延長しました。 また、今月の21日及び22日には社会福祉課内に歳末特設窓口を設け、購入引換券の申請受付から交付、商品券の販売まで行うこととしております。まだ購入されていない方につきましては、ぜひこの機会に御利用いただきますようお願いします。 給付型奨学金の改正について。 給付型奨学金については、平成30年度から運用を開始しましたが、成績要件が高いこともあり、これまで対象者がいない状況であります。また、令和2年度から国の高等教育の修学支援制度が開始されることや市議会での議論も踏まえ、給付額等の見直しを検討してまいりました。 制度を活用して、所得格差の連鎖を断ち切り、有為な人材を育てることは大変重要なことと理解しておりますので、来年度からは、利用される制度に改正したいと考えております。本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 子供たちの活躍について。 11月3日、長崎市において、第20回創造アイデアロボットコンテスト長崎県中学生大会が開催されました。 大会では、活用部門で奥浦中学校が優勝、崎山中学校がアイデア賞を受賞、応用部門で福江中学校もアイデア賞を受賞しました。この3校が、今月14日から、佐賀県鳥栖市で開催される九州大会へ出場することとなっております。 11月7日、諫早市で開催された令和元年度長崎県中学校総合体育大会駅伝競走大会に五島市代表の男女各2チームが出場しました。 結果は、男子の部で、福江中学校が12年ぶり2度目の優勝、富江中学校は4位入賞を果たし、また全6区間中4区間で両校の生徒が区間賞を獲得するというすばらしい成績を収めました。女子の部においても、福江中学校が準優勝に輝きました。 優勝、準優勝した福江中学校の男女チームは、11月30日に熊本県天草市で開催された九州大会に出場し、強豪ひしめく中で、男子チームは6位、女子チームは16位と健闘しました。また、男子チームは、今月15日に滋賀県で開催される全国大会へ出場することとなっております。 出場した選手の今後の成長とさらなる活躍を期待しております。 五島日本語学校について。 五島日本語学校の施設整備については、10月20日に全ての改修工事が完了し、翌日の21日に引渡しを受けました。これまで、近隣の皆様には工事車両の往来などにより御不便や御迷惑をおかけしましたが、皆様の御協力により、無事に完成に至りました。改めて御礼を申し上げます。 また、学校法人九州総合学院が福岡出入国在留管理局に対し日本語教育機関の設置認定に係る手続を行っておりましたが、11月12日に内示があったと伺っております。今後も引き続き、来年4月の開校に向けて、学生の受入れ環境の整備などを進めてまいりたいと考えております。 第4次五島市行政改革大綱の策定について。 本年2月に行政改革推進委員会に諮問しておりました第4次五島市行政改革大綱については、9月27日に答申を頂きました。答申では、市民視点の立場から、人口減少・少子高齢化社会を念頭に置いた本市の目指すべき新たな行政改革の方向性について意見や提案を頂きました。答申を踏まえ、11月18日に五島市行政改革推進本部を開催し、今月1日に大綱を策定したところであります。大綱では、特に重点的に実施する項目として、働き方改革と効率的な組織機構、持続可能な財政運営、公共施設等の整理・統廃合の3項目を位置づけております。 今後、人口減少や地方交付税の減少、また多様化する市民ニーズに対応するため、AIやRPA等のICT技術を活用し業務の効率化を図ります。また、意識改革、発想転換、創意工夫により創造的な行政改革に取り組み、次の世代にしっかりとした未来を引き継いでまいりたいと考えております。 令和2年度組織機構の見直しについて。 令和2年度の組織機構の見直しについては、現在の市長部局を5部体制から6部体制に見直したいと考えております。これは、五島市の最大の課題である人口減少対策を盛り込んだ第2期総合戦略を着実に推進するため、また市庁舎の整備に伴う各部の再配置等を踏まえ見直しを行うものであります。 この組織機構の見直しにより、多様化する市民ニーズへ迅速かつ柔軟に対応し、また各種サービスを提供するための利便性や効率性を向上させてまいりたいと考えております。本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 なお、組織機構については、今後、社会情勢の変化や新たな行政課題に的確に対応できるよう、市議会の御意見を賜りながら必要に応じて見直しを行ってまいります。 職員の懲戒処分について。 12月2日、公務中に交通事故を起こした職員を戒告処分としました。 本件は、今年の1月28日午前10時50分頃、市職員が家屋調査等のため公用車を運転中に、一時停止を怠り交差点に進入したことにより、右方道路から進行してきた軽乗用自動車と衝突し、相手方を負傷させたものであります。 これまで、職員の交通事故防止については機会があるたびに周知を徹底してまいりましたが、今回このような事故が起こり、大変残念であります。今後も、交通事故等により市民の信頼を損なうことがないよう、職員に対し安全運転や交通法規の遵守を徹底するよう注意喚起を行ってまいります。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案いたします議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして31件となっております。何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(谷川等君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第4 監査報告について 監査委員から令和元年8月分、9月分の一般会計、特別会計出納検査2件及び令和元年8月分、9月分の水道事業会計出納検査2件並びに令和元年度定期監査1件、合計5件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 議員定数等調査特別委員会からの報告について 議員定数等調査特別委員会から調査活動について報告を行いたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆議員定数等調査特別委員長(草野久幸君) (登壇)おはようございます。 議員定数等調査特別委員会の報告をいたします。 当委員会は、本年3月定例会において、議員定数等に関する調査研究を目的として、各会派から選出された委員7名をもって設置され、委員長に野口善朗委員、副委員長に私、草野久幸が選任され活動を開始したさなか、4月1日に野口委員長が急逝されましたので、その後、新たな委員を選任し、私、草野が委員長に、副委員長に宗 藤人委員が選任されました。 3月の設置以来、本日までに5回開催しておりますので、審議の経過について概要を申し述べます。 第1回目の委員会は3月20日に開催しております。議員定数については早期に結論を出すことで合意し、また、今後審議を進めるための資料として、県内の全市町並びに人口3万人以上5万人未満の九州管内及び有人離島を抱える市を対象に定数や報酬等16項目の調査を行い、次回開催の委員会までにその調査結果を資料として作成し配付することを確認して、第1回目の委員会を終えました。 第2回目の委員会は6月3日に開催しております。先ほど述べました調査の結果を資料として配付し、その資料をもとに各会派で話し合い、次の委員会で各会派の意見を報告していただくことになりました。また、全議員が情報を共有すべきとの意見が出されましたので、後日、全議員に調査結果を配付することを確認し、第2回目の委員会を終えております。 第3回目の委員会は7月4日に開催しております。各会派の意見が出されなかったため、委員個人の意見を述べていただきました。在任特例期間の91人を除くとしても、最初の公選時の定数26人から既に6名も減らしており、市民の声を市政に反映するためにはこれ以上減らすべきではないという意見が出されましたが、人口減少も進んでおり、議員削減はやむを得ないとの意見が多数であったため、定数を減らす方向で進めていくことを決定し、再度各会派で調整していただき、次回の委員会で削減数を決定することを確認して、第3回目の委員会を終えております。 第4回目の委員会は9月25日に開催し、会派で調整した内容を報告していただきました。極端な減らし方はすべきではないという意見も出た中、2名減という意見が多数であったため、委員会としては削減数を2名で決定し、第4回目の委員会を終えております。 第5回目の委員会は9月27日に開催しております。一人会派の議員に出席してもらい、委員会の決定事項を報告しております。また、11月19日開催の全員協議会において、委員会の審議結果を報告しております。 なお、定数と同じく調査対象となっております議員報酬につきましては、委員会の設置期間が来年の3月定例会最終日までであるため、引き続き調査を行うこととしております。 以上で、議員定数等調査特別委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) ただいまの委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第6 行政調査報告について 去る9月定例会において、総務委員会及び文教厚生委員会に閉会中の調査事件として付託しておりました所管事項の行政調査並びに派遣議決をいたしました議員の行政調査につきましてはそれぞれに調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 去る9月定例会において、決算特別委員会及び各常任委員会に審査を付託し継続審査案件としておりました平成30年度各会計決算については、その審査結果が議長の手元まで報告されております。 △日程第7 議案第100号 平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算 を議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 ◆決算特別委員長(村岡末男君) (登壇)おはようございます。 決算特別委員会の報告をいたします。 9月定例会において当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第100号 平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算につきましては、去る11月5日から7日までの3日間、総務、文教厚生、経済土木の各分科会において審査を行い、さらに11月19日の当委員会において、全体での審査及び市長に対する総括的な質疑を行いました。 その結果、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要を申し述べます。 まず、平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算は、歳入335億2,276万6,446円に対し、歳出320億21万8,273円で、歳入歳出差引残額15億2,254万8,173円となっております。 ただし、歳入歳出差引残額には、平成30年度五島市一般会計に引き継ぐべき財源として、継続費逓次繰越額8,794万1,800円、繰越明許費繰越額8億1,128万7,452円及び事故繰越し繰越額4万9,480円を含んでおります。 次に、本決算審査における各課への指摘・要望事項を申し上げます。 総務課、災害時に必要となる物資及び資材の備蓄については、引き続き進められたい。 政策企画課、ジオパーク推進事業については、認定に向けさらなる努力をされたい。 税務課、税の徴収については、引き続き収納率の向上に努められたい。 長寿介護課、シルバー人材センターの会員確保への支援に努められたい。 国保健康政策課、がん検診等の受診率向上に努められたい。 生活環境課、ごみの減量化に向け、さらなる対策強化に努められたい。 教育委員会、1、しま留学及び離島留学のさらなる推進に努められたい。2、老朽化の進む文化施設等の点検、整備に努められたい。 農業振興課、1、有害鳥獣対策については、引き続き拡散防止に努められたい。2、五島食肉センターの運営については、経営改善が図られるようさらなる指導強化に努められたい。 農業委員会事務局、農業者年金への加入促進に努められたい。 農林整備課、引き続き農道の利用者や利用状況を把握し、計画的な維持、管理に努められたい。 商工雇用政策課、雇用の実態を把握した上で、良質な雇用の確保に努められたい。 地域協働課、地域の絆再生、支所地域振興、地域おこし協力隊、地区未来会議等各事業が連携し、地域の活性化を図られたい。 観光物産課、1、世界遺産、ジオパークを活用し、さらなる観光入り込み客数の増加に努められたい。2、受入民泊先の拡大に努められたい。 スポーツ振興課、全天候型陸上競技場の活用及び既存施設の見直しを図り、スポーツ交流人口の拡大に努められたい。 建設課、市営住宅使用料については、過年度未納分の徴収対策を急がれたい。 管理課、1、自然公園、国立公園については、観光に資するよう環境整備に努められたい。2、特定空家等について、相談体制の構築を図られたい。 以上が各課に対する指摘・要望事項であります。 さらに、総括質疑を行った後、引き続き討論に入りました。 討論では、まず反対討論として、子育て世帯への支援拡充や国保税、介護保険料の軽減など市民の暮らしを応援する施策を進めることが必要であり、財源の使い方を見直すべきであること。また、五島食肉センター指定管理料について、以前のように解体から販売までの事業を委託するシステムへの見直しなど、収支計画書に近い管理運営ができるよう努力すべきであること。以上の理由により、反対であるとの意見が述べられました。 次に、賛成討論として、決算審査については決算特別委員会の各分科会において慎重かつ十分な審査がなされ、20項目もの指摘・要望がなされていることから賛成であるとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第100号の決算特別委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆16番(橋本憲治君) 私は、議案第100号 平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算について、反対討論を行います。 平成30年度の決算では、市民の皆さんの要望に応えた事業や評価すべき点が多々ありますが、以下の理由で反対いたします。 厚生労働省の調査によると、労働者の実質賃金はこの5年間で15万円も減少しています。市民の皆さんの中では格差と貧困が広がり、暮らしは大変厳しい状況になっています。予算の使い方をより暮らし応援、子育て支援充実に充てるべきです。 次に、五島食肉センター委託料5,200万円です。決算では、当初予算よりも約800万円減額になっていますが、委託料の目標額3,500万円にはほど遠い状況です。以前のように解体から販売までの事業を委託するシステムに改善し、赤字額を減らすべきです。 以上で、反対討論を終わります。 ○議長(谷川等君) 次に、賛成討論を行います。 ◆12番(宗藤人君) ただいま議題となっております議案第100号 平成30年度五島市一般会計歳入歳出決算に対し、私は賛成の立場で討論を行います。 決算審査に当たりましては、決算特別委員会として、総務委員会、文教厚生委員会、経済土木委員会の各分科会に審査が付託され、去る11月5日、6日、7日の3日間にわたり、慎重かつ十分な審議がなされたものと認識いたしております。 その中で、指摘すべき点は指摘し、要望すべき事項については各課への要望が数多く出されております。また、先ほど村岡決算特別委員長から報告があったように、去る11月19日開催の決算特別委員会においても本決算は認定されております。 よって、私は、本決算に賛成いたします。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。
    ○議長(谷川等君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 議案第100号に対する決算特別委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第100号は決算特別委員長報告のとおり認定されました。 △日程第8 議案第101号 平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第11 議案第104号 平成30年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算 まで、以上4件を一括して議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(木口利光君) (登壇)おはようございます。 文教厚生委員会の報告をいたします。 9月定例会において当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第101号外各案件につきましては、去る11月5日、6日の2日間、第2委員会室において慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要について報告いたします。 まず、議案第101号 平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入57億4,375万5,797円に対し、歳出56億8,314万1,391円で、歳入歳出差引額は6,061万4,406円となっております。 また、直営診療施設勘定では、歳入歳出ともに4億3,021万8,738円となっておりますが、歳出に対し歳入が不足するため、1億6,193万3,385円を一般会計から繰り入れて、久賀、玉之浦、三井楽の3診療所及び玉之浦、岐宿の2歯科診療所の運営を行っております。 審査では、事業勘定で、保険給付費等交付金保険者努力支援分2,781万1,000円を受け入れていることから、その内容について説明を求めました。 理事者によりますと、国保税の収納率や特定健診受診率の前年度との比較や保健事業の取り組み状況などをポイント化し、そのポイントの合計に応じて県から配分されたものであるとの説明がなされました。 次に、資格証明書の交付件数が増加していることから、その要因について質疑がなされました。 理事者によりますと、資格証明書は、国保税の納付がなく接触もできない世帯に対し、資格証明書の交付対象になる旨の通知と国保税を納付できない理由を記載するための弁明書を送付し、その弁明書の内容と医療機関の受診状況や家族構成、収入状況等により判定を行い交付している。納付のための来庁を勧奨し、接触の機会を増やそうと、交付を増やしたためであるとの答弁でありました。 これに対し、文書を送るだけではなく、自宅を訪問するなどして生活実態の把握はしているのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、資格証明書になる前の短期被保険者証の段階で訪問を行っており、健康状態なども含め聞き取りを行っているが、会うことのできない世帯も多いとの答弁でありました。 次に、直営診療施設勘定で、一部負担金過誤納返還金38万628円が支出されていることから、その内容について質疑がなされました。 理事者によりますと、返還金の主なものは、平成29年度と平成30年度に各診療所において九州厚生局の個別指導を受けた際、特定疾患療養管理料について、カルテへの管理内容の要点の記載が不十分であるため保険診療と認められないとの指摘を受け、本来の患者負担額よりも多く支払われていた36万7,635円について、患者への返還を行ったものであるとの答弁がありました。 これに対し、患者が自分の診療報酬の請求について疑問を持つことにもつながるので、今後はこのようなことがないように気を付けてほしいとの意見が述べられました。 以上が審査の主な概要でありますが、討論において、短期被保険者証や資格証明書を交付することは医療機関の受診抑制につながり、市民の命に関わってくるので交付すべきではない。また、市民の負担を減らすためにも国保税の引下げを行うべきであり、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定しました。 次に、議案第102号 平成30年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入59億3,886万4,883円に対し、歳出57億5,910万4,871円で、歳入歳出差引額は1億7,976万12円となっております。 また、介護サービス事業勘定では、歳入歳出ともに4,307万6,058円となっておりますが、歳出に対し歳入が不足するため、94万7,158円を一般会計から繰り入れております。 審査では、事業勘定で、介護保険料の不納欠損額271万9,740円の内訳について質疑がなされました。 理事者によりますと、平成30年度の不納欠損は、転出等の2名、2件、死亡の18名、36件、生活困窮の26名、29件で、合計46名、67件であったとの答弁でありました。 これに関連して、介護保険料の督促状を送付する際に生活実態は調査しているのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、滞納繰越分の催促を行う方については、収納担当者が滞納者の自宅を訪問し生活状況を把握した上で分納等の提案をしている。また、年に1度、電話調査を行い、収入に応じて可能な範囲で納付するようお願いしているとの答弁でありました。 さらに委員から、年金受給額が少ない普通徴収の方は生活が苦しい場合が多いが、生活保護の担当部署との連携はしているのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、保険料を払えない、生活が苦しいとの訴えがあれば、生活保護制度の説明や案内を行っている。また、保険料が下がれば生活保護を受けずに済む方については長寿介護課で対応を行うなど、連携をしているとの答弁でありました。 以上が審査の概要でありますが、討論において、介護予防に積極的に取り組んでいることは評価するが、給付実績を下げるところまではまだ至っていない。さらに介護予防に取り組むとともに、いろいろな財源を検討して、現在の高過ぎる介護保険料の引下げを図るべきであるから、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算についても認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第103号 平成30年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入5億990万6,243円に対し、歳出5億399万4,733円で、歳入歳出差引額は591万1,510円となっております。 審査では、短期被保険者証及び資格証明書の交付状況について質疑がなされました。 理事者によりますと、平成30年度の交付実績は、短期被保険者証が13名であり、資格証明書の交付はなかったとの答弁でありました。 これに対し、交付を受けた方の生活実態は把握しているのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、短期被保険者証の更新時に来庁を勧奨しており、来庁した方に対しては、収入や通院状況などの現状把握を行った上で保険料の納付をお願いしている。また、本庁へ来られない方については各支所の窓口で対応しているほか、電話でも現状の把握に努めているとの答弁でありました。 このほか質疑、意見はなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第104号 平成30年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに6,187万3,403円となっておりますが、歳出に対し歳入が不足するため、3,317万406円を一般会計から繰り入れて、伊福貴、黄島の2診療所の運営を行っております。 審査では質疑、意見もなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で、文教厚生委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第101号外3件の文教厚生委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論及び採決をいたします。 議案第101号及び議案第102号を除き、ほかは一括して行います。 まず、議案第101号 平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第101号 平成30年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、反対討論を行います。 国民健康保険は、年金生活者、失業者、健保非適用の事業所に勤める労働者、零細経営の事業者など、所得の低い人が多く加入する医療保険です。 政府、厚生労働省、全国知事会、全国市長会などの地方団体、医師会などの医療機関関係者も、国民皆保険制度を下支えする最後のセーフティーネットとして国民健康保険制度を位置づけています。ところが、保険税は協会けんぽや大企業の労働者が加入する組合健保よりはるかに高く、加入者の所得は低いのに保険料は一番高いという矛盾が深刻化しているのが現実です。 国保事業は平成30年度から県営化されましたが、実際の保険料については、標準保険料を参考にしながら、各自治体が決めることができます。市民の負担軽減のための施策を行うべきです。 次に、医療機関への受診抑制につながるおそれのある短期被保険者証、資格証明書の発行が継続されていることです。資格証明書の発行は前年度よりも増加しています。受診が遅れると市民の命に関わる問題であり、医療費の増加にもつながります。資格証明書、短期被保険者証の発行は中止し、病気のときには安心して医療機関に受診できるようにすべきです。 以上の理由で、本決算を認めることはできません。 ○議長(谷川等君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第101号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第101号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第102号 平成30年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第102号 平成30年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、反対討論を行います。 平成30年度から第7期の介護保険が始まりました。6期の保険料に比べて、8.5%の引上げです。介護保険制度が始まった当初と比較すると、2倍以上の保険料となっています。以前から、介護保険料の負担は限界になっている、5,000円が限界などと言われてきましたが、3年ごとの見直しのたびに保険料は高くなってきました。 介護予防に積極的に取り組んでいることは評価をいたしますが、給付実績を下げるところまでは至っていません。さらに介護予防に取り組むとともに、いろいろな財源を検討して、高過ぎる介護保険料の引下げを図るべきです。 以上の理由から、本決算を認定することには反対です。 ○議長(谷川等君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第102号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第102号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第103号外1件について、一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第103号外1件に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第103号外1件は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 △日程第12 議案第105号 平成30年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第19 議案第113号 平成30年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算 まで、以上8件を一括して議題といたします。 経済土木委員長の報告を求めます。 ◆経済土木委員長(野茂勇司臣君) (登壇)おはようございます。 経済土木委員会の報告をいたします。 9月定例会において当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第105号外各案件につきましては、去る11月5日から7日までの3日間、第3委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告いたします。 まず、議案第105号 平成30年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに1億8,412万3,794円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、1億966万1,381円を一般会計から繰り入れて収支の均衡を図っております。 平成30年度は、3つの簡易水道事業と1つの飲料水供給施設を対象に事業経営を行っており、その業務状況は、給水区域内人口2,657人に対し給水人口2,491人で、普及率は93.8%となっております。 また、年間総配水量38万1,022立方メートルに対し、年間総有収水量は24万6,775立方メートルで、有収率は64.8%となっております。 審査では、水道使用料の滞納繰越分への対応状況について質疑がなされました。 理事者によりますと、市外転出者の未納分が大半を占めており、その後の追跡調査ができていない状況である。今後、財政課において取りまとめ予定である債権管理の取扱い基準に基づき対応していきたいとの答弁でありました。 このほか質疑、意見はなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第106号 平成30年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに1,094万9,952円となっており、歳入の主なものは、五島鉱山からの貸地料及び基金繰入金で、歳出の主なものは、大浜財産区管理センター改修、基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第107号 平成30年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに196万8,308円となっており、歳入の主なものは立木売払収入及び基金繰入金で、歳出の主なものは基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金となっております。 審査では、本山財産区基金繰入金に関し、基金残高の見通しについて質疑がなされました。 理事者によりますと、起債償還が完了する令和11年度で約100万円の基金残高となる見込みであるとの答弁でありました。 このほか質疑、意見もなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第108号 平成30年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに563万162円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、495万6,458円を一般会計から繰り入れて、三井楽町高崎地区漁業集落排水施設の管理運営を行っております。 歳入は下水道使用料及び一般会計繰入金で、歳出は施設の維持管理経費及び起債償還金となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第109号 平成30年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに517万6,933円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、401万321円を一般会計から繰り入れて、中央町公設小売市場の管理運営を行っております。 歳入は市場使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは施設の維持管理経費及び一般会計借入金償還となっております。 審査では、前年度決算審査において、入居状況の改善について指摘・要望をしていたことから、その措置状況について説明を求めました。 理事者によりますと、入居手続が簡素で敷金が不要な短期入所を積極的に案内していきたいと考えており、今年度においては、一時的であるが、22升中16.5升の利用で入居率75%となった時期もあった。今後もチャレンジショップとしての提案や創業相談等があった際に空き店舗としての情報提供を行うなど、入居者増に向けて取り組んでいきたいとの答弁でありました。 これに関連して、入居者が負担する電気使用料について質疑がなされました。 理事者によりますと、施設の電気料金については、基本料金が半額程度となるよう電力会社を変更した上で、入居者と市の負担割合について見直しを図っている。結果として入居者の負担が一時的に増えたことから、今後も入居者でつくる市場組合と協議を重ね、理解が得られるよう努めていきたいとの答弁でありました。 以上が審査の概要でありますが、本決算につきましては、指摘・要望事項を中央町公設小売市場について、入居しやすい環境整備に努められたいとして、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第110号 平成30年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに2,544万8,129円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、2,272万5,772円を一般会計から繰り入れて、奈留ターミナルビル及び相の浦港上屋倉庫の管理運営を行っております。 歳入の主なものは港湾使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは施設の維持管理経費及び起債償還金となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第111号 平成30年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに1,801万6,925円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、77万9,403円を一般会計から繰り入れて、富江-黒島航路、奈留島-前島航路の用船契約による海上タクシーでの予約運航を行っております。 歳入の主なものは乗客運賃収入、国、県補助金及び前年度繰越金で、歳出の主なものは用船契約に係る船借上料となっております。 審査では、幾つかの質疑はなされましたが、本決算につきましても異議なく認定すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第113号 平成30年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算について まず、剰余金の処分案は、未処分利益剰余金4億6,002万7,236円の全額を翌年度に繰り越すものであります。 次に、本決算の概要は、税抜きの収益的収入及び支出で、収入決算額9億1,423万2,171円に対し、支出決算額8億4,739万9,909円で、差引き6,683万2,262円の当年度純利益となっております。 また、資本的収入及び支出では、収入決算額2億8,391万6,327円に対し、支出決算額5億9,202万7,384円で、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億811万1,057円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,010万47円及び過年度分損益勘定留保資金2億8,801万1,010円で補填しております。 本事業では、福江島、嵯峨島、島山島を区域として上水道事業を経営しており、平成30年度末の給水人口は3万3,716人で、普及率は99.3%となっております。 また、年間総配水量479万5,525立方メートルに対し、年間総有収水量は349万5,888立方メートルで、有収率は72.9%となっております。 審査では、有収率が前年度と比較して0.29ポイント低下している原因について質疑がなされました。 理事者によりますと、管路の老朽化による漏水が大きな原因と考えており、平成30年度からは職員で班を編成しローラー方式で漏水対応に取り組んでいる。平成30年度が199件、今年度が10月末で140件の漏水に対応しており、有収率は徐々に上昇してきているとの答弁でありました。 このほか幾つかの質疑はありましたが、剰余金の処分につきましては異議なく原案を可決すべきものと決定し、本決算につきましても異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で、経済土木委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第105号外7件の経済土木委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 採決は、議案第113号を除き、ほかは一括して行います。 まず、議案第113号 平成30年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算について採決いたします。 議案第113号に対する経済土木委員長報告は、剰余金の処分は原案可決し、決算は認定であります。委員長報告のとおり剰余金の処分は原案可決し、決算は認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第113号は経済土木委員長報告のとおり、剰余金の処分は原案可決され、決算は認定されました。 次に、議案第105号外6件について採決いたします。 議案第105号外6件に対する経済土木委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第105号外6件は経済土木委員長報告のとおり認定されました。 △日程第20 議案第112号 平成30年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(宗藤人君) (登壇)総務委員会の報告をいたします。 9月定例会において当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第112号につきましては、去る11月5日、第1委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告いたします。 議案第112号 平成30年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに4,148万9,197円となっており、歳入では市道奥町木場町線の代替地を一般会計へ売り払ったことによる土地売払収入が主なもので、歳出では当該土地売払収入の土地開発基金への償還金及び積立金が主なものとなっております。 審査では質疑、意見もなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第112号の総務委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第112号に対する総務委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第112号は総務委員長報告のとおり認定されました。 △日程第21 決算特別委員会の解散について を議題といたします。 お諮りいたします。 決算特別委員会は、平成30年度一般会計歳入歳出決算が本日結審いたしましたので、その任務が終了したわけであります。よって、本日をもって解散することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会は本日をもって解散することに決しました。 一言お礼を申し上げます。 村岡末男決算特別委員長、宗 藤人総務分科会長、木口利光文教厚生分科会長、野茂勇司臣経済土木分科会長をはじめ、決算特別委員会委員の皆様には11月5日から11月19日までの長きにわたり、終始熱心なる審査を行い、積極的な検討を行う中で建設的な意見、指摘・要望事項が加えられ、本日報告することに至りました。 その御苦労と御功績に対し、議会を代表し、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、お礼の言葉といたします。 なお、理事者におかれましては、今回の審査に当たり、それぞれ指摘あるいは要望のあった事項につきましては、今後の市政運営に十分反映されますよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(山田栄君) 朗読いたします。                            1五総第2246号                           令和元年12月4日 五島市議会議長 様                         五島市長 野口市太郎             議案の送付について 令和元年12月4日招集の令和元年12月五島市議会定例会に議案第115号 五島市部設置条例の一部改正について外30件を別添のとおり送付します。 以上です。 ○議長(谷川等君) △日程第22 報告第18号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) を議題といたします。 報告第18号に対する説明を求めます。 ◎総務課長(山本強君) ただいま議題となりました報告第18号について御説明いたします。 議案表の50ページをお開き願います。 報告第18号は専決処分の報告でありまして、和解及び損害賠償の額の決定については、本来、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を経ることとされておりますが、今回の和解は、交通事故に係る損害賠償の額が50万円以下であることから、地方自治法第180条第1項及び平成23年3月2日議決の市長の専決処分事項の指定についてにより、令和元年11月19日付で専決処分したもので、同条第2項の規定により、議会に報告いたすものであります。 和解及び損害賠償の相手方は、議案に記載のとおりであり、和解の要旨は、平成31年1月28日、市の公用車を運転していた職員が、市道横ヶ倉~山崎線と市道富江~岳線との交差点に一時停止を怠り進入したことにより、相手方の軽乗用自動車に衝突し、相手方が腰椎圧迫骨折等を負った交通事故について、市は当該事故の責任割合を9割と認め、当該事故により生じた損害の一部を賠償するものです。 この交通事故につきましては、令和元年6月議会において、報告第9号として、物損部分に係る損害賠償の御報告をいたしておりますが、今回は人身部分に係るものであり、損害賠償の額は、治療費、慰謝料等28万5,159円となっております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 報告第18号は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第23 議案第115号 五島市部設置条例の一部改正について から △日程第47 議案第143号 五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について まで、以上25件を一括して議題といたします。 議案第115号外24件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(山本強君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明いたします。 議案表の1ページをお開き願います。 議案第115号 五島市部設置条例の一部改正についてでありますが、本案は、五島市最大の課題である人口減少対策を盛り込んだ第2期総合戦略を着実に推進し、行政課題に的確に対応できる、より効率的かつ効果的な執行体制の構築を図るため、令和2年度の機構改革において、これまでの5部体制を、総務企画部、市民生活部、福祉保健部、地域振興部、産業振興部及び建設管理部の6部体制へ再編するに当たり、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、部の設置について規定する第1条において、新設する部名を追加するほか、分掌事務について規定する第2条において、部の再編に伴う規定の整備を行うものであります。 3ページをお開き願います。 議案第116号 五島市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方公務員法の一部改正により、同法第3条第3項第3号に規定する特別職の職員の任用要件が厳格化されたことに伴い、特別職として任用する職員の区分を見直すほか、業務量が増大している産業医の報酬額を見直すため、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、特別職の職員に該当しないこととなる嘱託員、町内会長等に関する規定を削除するほか、産業医の報酬額を年額13万1,800円から月額6万円に改めるものであります。 5ページをお開き願います。 議案第117号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでありますが、本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、関係する条例において、引用している法律の条文に生じた号ずれへの対応など、所要の規定の整理を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、五島市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例ほか5本の条例において、文言を削除するなど規定の整理を行うものであります。 7ページをお開き願います。 議案第118号 五島市認知症対応型共同生活介護施設条例の廃止についてでありますが、本案は、認知症対応型共同生活介護施設であるグループホームさざなみの指定管理者の公募に対して応募者がなかったこと及び市内にあるグループホームのほとんどを民間が運営している現状において、このような施設を行政で運営する必要性が低下していることから、グループホームさざなみを廃止したいため、提案いたすものであります。 8ページをお開き願います。 議案第119号 五島市奨学資金給付条例の一部改正についてでありますが、本案は、国が実施する高等教育の修学支援新制度の開始を受けて奨学資金の給付額を見直すこと及び受給資格の要件を緩和するとともに奨学生の人数に制限を設けることに伴い、所要の規定の整備を行う必要があるため、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、奨学資金の給付額を月額5万円から月額2万円に改めるとともに、奨学資金の給付を受ける者として決定する人数を年間5人以内とする規定を追加するものであります。 次に、議案第120号 五島市玉之浦農林産物加工研修所条例の廃止についてでありますが、本案は、第3次五島市行政改革大綱に基づく公共施設の見直しにより、玉之浦農林産物加工研修所を廃止したいため、提案いたすものであります。 10ページをお開き願います。 議案第121号 五島市簡易水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてでありますが、本案は、五島市簡易水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用して、その会計を公営企業会計である五島市水道事業会計と一体化することに伴い、関係する条例を整備する必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、五島市水道事業の設置等に関する条例に簡易水道事業に係る規定を追加するほか、関係する条例において規定の整備を行うものであります。 次に、14ページの議案第122号から16ページの議案第124号までの工事請負契約の変更についてでありますが、これらは、平成30年7月26日に議決いただいた工事請負契約の締結に係る議案を変更するもので、工事請負契約の変更につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 まず、議案第122号の変更工事の概要でありますが、五島市本庁舎新本館棟建設工事(建築)につきましては、現在、今村・萩原特定建設工事共同企業体を工事請負人に決定して施工中でありますが、新本館棟仕上げ工事において、西側出入口への屋根設置工事、屋上デッキ新設工事等を追加するほか、外構工事において、歩道の切下げ工事、植栽工事等を追加するもので、現在の工事請負金額14億6,611万3,500円に1,572万1,200円を追加し、14億8,183万4,700円に改めるものであります。 次に、議案第123号の変更工事の概要でありますが、五島市本庁舎新本館棟建設工事(電気)につきましては、現在、こばた電設・福江電設特定建設工事共同企業体を工事請負人に決定して施工中でありますが、受変電設備、光ネットワーク設備、構内情報通信網設備、入退室管理設備等を追加するなどの変更を行うもので、現在の工事請負金額3億1,705万6,300円に2,706万3,300円を追加し、3億4,411万9,600円に改めるものであります。 16ページをお開き願います。 議案第124号の変更工事の概要でありますが、五島市本庁舎新本館棟建設工事(機械)につきましては、現在、九電工・片山管工設備特定建設工事共同企業体を工事請負人に決定して施工中でありますが、給水設備工事において配管等の追加を行うほか、消火設備工事において充水タンクを追加するなどの変更を行うもので、現在の工事請負金額3億780万円に615万4,500円を追加し、3億1,395万4,500円に改めるものであります。 次に、17ページの議案第125号 富江地域福祉センターの指定管理者の指定についてから25ページの議案第133号 漁船保全施設の指定管理者の指定についてまでは、一括して御説明いたします。 これらの案は、それぞれの条例に基づき、富江地域福祉センターほか16の公の施設の指定管理者を指定したいため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 なお、指定管理者の指定を行う公の施設の名称、指定管理者及び指定の期間につきましては、それぞれの案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 次に、26ページの議案第134号及び32ページの議案第135号のあらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更については、一括して御説明いたします。 これらの案は、五島市出願の公有水面の埋立てに係るものでありまして、あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更については、地方自治法第9条の5第1項及び第260条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 なお、あらたに生じた土地の位置、面積、編入する区域等につきましては、それぞれ議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 37ページをお開き願います。 議案第136号 和解及び損害賠償の額の決定についてでありますが、本案は、グループホームさざなみ空調改修工事に係る工事請負契約を解除したことについて、相手方と和解し、損害賠償額を決定したいため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 和解の要旨について御説明いたします。 令和元年9月9日に、グループホームさざなみの空調基盤を改修するための工事請負契約を議案に記載している相手方と締結しましたが、先ほど議案第118号でも御説明したとおり、グループホームさざなみを令和2年3月31日をもって廃止したいことから、当該工事請負契約を解除いたしました。 この契約の解除は、発注者である市の都合によるものであるため、契約の解除により生じた相手方の損害を賠償するもので、損害賠償の額は4万4,530円となっております。 38ページをお開き願います。 議案第141号 五島市職員の給与に関する条例及び五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてでありますが、本年8月の人事院勧告に基づき、国は、一般職の国家公務員の給料月額、住居手当、勤勉手当等の改定を行うこととしております。 本案は、このことを考慮して職員組合と交渉を重ねた結果、協議が整い、市の職員についても人事院勧告及び国の改定に準じた給料月額等の改定を行うこととするため、関係する条例について、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第1条及び第2条は五島市職員の給与に関する条例を改正するもので、住居手当及び勤勉手当について規定を改めるほか、別表に規定する行政職給料表の全部を改めるなど、国に準じた改正を行うものであります。 次に、第3条及び第4条において、任期付職員の給料月額等を、一般職の職員と同様に、国に準じて改正するものであります。 次に、46ページの議案第142号 五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について及び48ページの議案第143号 五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正については、一括して御説明いたします。 これらの案も、本年8月の人事院勧告を受け、特別職の国家公務員の期末手当の支給割合が改められることを考慮し、市長、副市長、市議会議員等の期末手当の支給割合を改定するため、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、それぞれの条例において、期末手当の支給割合を国に準じて改正するものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) △日程第48 議案第137号 令和元年度五島市一般会計補正予算(第3号) から △日程第52 議案第144号 令和元年度五島市一般会計補正予算(第4号) まで、以上5件を一括して議題といたします。 議案第137号外4件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(坂本聡君) ただいま議題となりました議案第137号外4件について御説明申し上げます。 令和元年12月五島市議会定例会予算関係議案、令和元年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第137号 令和元年度五島市一般会計補正予算(第3号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億4,859万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を359億570万4,000円といたしております。 第2条では繰越明許費の設定を、第3条では債務負担行為の補正を、第4条では地方債の補正を行っております。 内容につきましては、まず、5ページの「第2表 繰越明許費」を御覧ください。 市道本山81号線道路整備事業ほか1件につきましては、いずれも年度内に完成の見込みがないため、予算を翌年度に繰り越して執行するものであります。 続きまして、6ページの「第3表 債務負担行為補正」を御覧ください。 職員宿舎用住宅借上料ほか7件について、表に記載のとおり追加しております。 7ページの「第4表 地方債補正」を御覧ください。 地域医療確保事業費ほか7件の限度額を表に記載のとおり変更し、変更後の起債限度額を総額で72億7,100万円としております。 今回の補正予算の主な内容としましては、災害情報システム等構築事業やアフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業などのほか、本年8月の豪雨及び9月の台風17号の通過に伴い災害が発生した漁港等の災害復旧費を計上するとともに、平成30年度決算剰余金の計上による財源調整を行っております。 それでは、10ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、13款分担金及び負担金は、未熟児養育事業に係る保護者負担金69万2,000円を追加計上しております。 15款国庫支出金は、総額8,409万5,000円を追加計上しており、その内訳は、障害児入所給付費等負担金、生活保護費負担金、台風17号により被災した漁港の災害復旧に係る国庫負担金、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金、子ども・子育て支援交付金及び社会資本整備総合交付金などを追加しております。 11ページの16款県支出金は、総額3,079万8,000円を追加計上しており、その内訳は、障害児通所給付費等負担金、台風17号により被災した林道の災害復旧に係る県負担金、家畜導入事業費及び鳥獣被害防止総合対策事業費等を追加しております。 12ページの18款寄附金は、図書館図書購入のためとして8万円を追加計上しております。 19款繰入金は、財源調整のため、財政調整基金繰入金を1億6,143万9,000円減額するほか、ふるさとづくり基金繰入金315万6,000円の追加計上が主なものです。 20款繰越金は、平成30年度決算剰余金のうち、5億372万円を追加計上しております。 21款諸収入は、平成30年度の生活保護費に係る国庫負担金の過年度収入など279万3,000円を追加計上しております。 22款市債は、総額8,470万円を追加計上しており、地域医療確保のほか、道路整備などの建設事業や漁港災害復旧事業などに充当するため、過疎対策債、合併特例債、公共事業等債及び災害復旧事業債を追加しております。 14ページをお開き願います。 次に、歳出ですが、まず人件費につきましては、ほぼ全款にわたり決算見込みによる調整を行っておりまして、そのうち一般職に係る人件費は合計で845万1,000円を減額しております。 以下、各款ごとの説明は省略させていただきます。 2款総務費は、3億16万9,000円を追加計上しております。 主なものとしまして、1項総務管理費では、6目企画費でUIターン促進事業として空き家活用促進事業費補助金及び奨学金返還支援助成金を追加し、11目情報推進費で情報系パソコン関係更新事業費の確定に伴う減額を行い、13目諸費で障害者自立支援給付費等に係る国県支出金の前年度精算返納金などを追加し、16ページの14目財政調整基金費では、平成30年度決算剰余金の2分の1相当額を財政調整基金に積み立てることとしております。 2項徴税費は、固定資産地図情報管理システム導入に伴う図面作成業務委託料を追加しております。 3款民生費は、2,693万7,000円を追加計上しており、1項社会福祉費では、3目障害者等援護費で障害者通所給付費を追加し、4目老人福祉費では地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金の追加と介護保険事業特別会計繰出金の減額を行っております。また、令和2年4月の民間移譲を計画しておりました岐宿デイサービスセンターについて、応募者がいなかったことから、本年度予定していた浄化槽設備等の整備事業費を減額しております。 17ページの2項児童福祉費では、一時預かり事業費補助金、放課後児童クラブ事業運営費補助金などを追加し、3項生活保護費では、医療扶助費などの生活保護費の追加を行っております。 18ページの4款衛生費は、1,449万7,000円を追加計上しており、福江衛生センターの管理運営費及び新ごみ処理施設におけるごみ収集車用駐車場等への取付け道路整備事業費の追加が主なものでございます。 19ページからの6款農林水産業費は、3,434万2,000円を追加計上しており、1項農業費で、農作物等有害鳥獣対策事業費補助金、優良雌牛導入事業費補助金、家畜農協等有導入事業費補助金、アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業費補助金、農村地域防災減災事業費負担金等を追加し、20ページの2項林業費では、集中豪雨等により被災した住宅の土砂撤去費について支援を行う被災住宅林地等崩落土砂撤去費補助金などを追加しております。 21ページの7款商工費は、70万4,000円を追加計上しており、観光物産課の本庁舎移転に伴う福江合同庁舎施設改修費及び体験型観光受入環境整備事業費補助金を追加しております。 8款土木費は、4,742万6,000円を追加計上しており、2項道路橋りょう費で市道崎山78号線ほか1路線整備事業費などを追加し、22ページの6項住宅費で玉之浦地区の市営単独住宅解体事業費を追加し、7項地すべり対策費で急傾斜地崩壊対策事業費負担金を追加しております。 23ページの9款消防費は、295万9,000円を追加計上しており、災害情報システム構築事業費のほか、指定緊急避難所における特設公衆電話設置事業費などを追加しております。 10款教育費は、1,718万3,000円を追加計上しており、2項小学校費で小学校教科書の採択替えに伴う教師用教科書及び指導書等購入費を追加しているほか、24ページの4項社会教育費で福江文化会館施設整備事業費を、5項保健体育費で岐宿B&G海洋センター施設整備事業費などを追加しているのが主なものでございます。 11款災害復旧費は、本年8月27日から30日の豪雨及び9月22日の台風17号の通過により災害が発生した林道3路線、漁港2カ所などの災害復旧経費を追加しております。 25ページの12款公債費は、平成20年度に借り入れた臨時財政対策債の利率見直しに伴う元利償還金の調整を行い、298万9,000円を減額しております。 次に、45ページをお開き願います。 議案第138号 令和元年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、第1条で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,528万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を57億7,406万円としております。 補正予算の主なものについて御説明いたします。 49ページをお開き願います。 歳入の3款県支出金は、保険給付費等交付金1億2,999万5,000円を追加計上しております。 5款繰入金は、出産育児一時金の財源として一般会計繰入金111万円を追加し、6款繰越金は、平成30年度決算剰余金のうち418万3,000円を追加計上しております。 50ページをお開き願います。 歳出の1款総務費は、国保オンラインシステム資格確認対応に伴う電算システムの改修費負担金22万円を追加しております。 2款保険給付費は、1億3,198万円を追加計上しており、今年度の決算見込み等により、療養給付費を初め療養費及び高額療養費などの調整を行うほか、出産育児一時金及び葬祭費などの追加を行っております。 51ページの7款諸支出金は、平成30年度事業費の確定に伴い、特定健康診査等負担金精算返納金308万8,000円を追加しております。 次に、52ページをお開き願います。 議案第139号 令和元年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、第1条で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,535万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を60億318万9,000円としております。 第2条では、債務負担行為の設定を行っております。 内容につきましては、55ページの「第2表 債務負担行為」を御覧ください。 デイサービスセンター椛島及びデイサービスセンター久賀島の指定管理業務について、期間及び限度額を表に記載のとおり定めております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 58ページをお開き願います。 歳入の1款保険料は、第1号被保険者保険料を163万5,000円減額し、地域支援事業等に係るものとして、3款国庫支出金を137万8,000円、5款県支出金を61万1,000円、それぞれ減額しております。 8款繰入金は、今回の補正予算の財源調整として一般会計繰入金を937万2,000円減額し、9款繰越金は平成30年度決算の確定に基づく繰越金1億5,835万2,000円を追加計上しております。 59ページをお開き願います。 歳出の1款総務費では人件費の調整を行い、3款地域支援事業費では人件費及び包括的支援事業・任意事業費の減額調整を行っております。 なお、三井楽町のグループホームさざなみにつきましては、指定管理者の応募がなく、今年度限りで廃止することとし、当初予算で計上しておりました空調設備の整備費を減額するとともに、工事契約の解除に伴う損害賠償金4万5,000円を併せて追加計上しております。 4款基金積立金は、介護給付費準備基金への積立金5,962万7,000円を追加計上しております。 6款諸支出金では、平成30年度事業費の確定に伴う国県支出金等の精算返納金、第1号被保険者保険料還付金及び一般会計繰出金で合計9,872万5,000円を追加計上しております。 次に、66ページをお開き願います。 議案第140号 令和元年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、元号を改める政令の施行に伴い、「平成31年度五島市診療所事業特別会計予算」の名称を「令和元年度五島市診療所事業特別会計予算」とし、元号による年表示についても令和に読み替えるものといたしております。 第2条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ80万円を追加し、歳入歳出予算の総額を6,642万2,000円としております。 補正予算の内容につきまして御説明いたします。 69ページをお開き願います。 歳入の5款繰入金は、今回の補正予算の財源として、一般会計繰入金80万円を追加しております。 歳出では、1款総務費で診療所職員人件費6万4,000円を追加し、5款諸支出金は、平成30年度事業費の確定に伴うへき地診療所運営費県補助金の精算返納金73万6,000円を計上しております。 続きまして、別冊となっております令和元年度五島市一般会計補正予算(第4号)の1ページをお開き願います。 議案第144号 令和元年度五島市一般会計補正予算(第4号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,302万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を359億1,872万8,000円としております。 今回の補正は、先ほどの議案第141号外2件の条例改正の提案理由にもありましたように、令和元年人事院勧告及び国家公務員の給与改定に準じた職員給与改定を行うことに伴い、所要の人件費を追加するものでございます。 補正予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。 7ページをお開き願います。 まず、歳入でありますが、今回の補正予算の財源として、11款地方交付税を1,302万4,000円追加計上しております。 8ページをお開き願います。 歳出でありますが、1款議会費から15ページの11款災害復旧費まで、それぞれ所要の人件費1,302万4,000円を追加計上しております。 内訳は説明欄に記載のとおりでありますので、詳細については省略させていただきます。 なお、16ページから20ページに補正予算の給与費明細書を添付しておりますので、御参照いただければと思います。 以上で説明を終わります。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) △日程第53 議会議案第3号 五島市議会議員定数条例の一部改正について を議題といたします。 お諮りいたします。 議会議案第3号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号は委員会の付託を省略することに決しました。 議会議案第3号について、提出者の説明を求めます。 ◆14番(草野久幸君) (登壇)ただいま議題となっております議会議案第3号 五島市議会議員定数条例の一部改正について、提出者を代表しまして、提案理由を説明いたします。 議会議案第3号 五島市議会議員の定数条例の一部改正について 議案の内容につきましては、お手元に印刷配付しておりますとおりでありますが、本案は、平成16年8月1日条例第4号をもって公布されました五島市議会議員定数条例の一部を改正し、本市の議会議員の定数20人を18人に改め、附則において、次の市議会議員の一般選挙から施行する旨を定めるものであります。 本案は、先ほど議員定数調査特別委員会の報告に基づき、次の理由をもって提案するものであります。 特別委員会の中では、有人小離島を多く抱え面積も広い本市において、市民の多様な要望や意見を反映するためには、これ以上議員を減らすべきではないとの意見も出されましたが、本市の人口が前回の特別委員会が設置された平成25年4月1日現在から本年3月末までに3,745人、率として9.28%、この6年間で相当数の人口が減少し過疎化が進行していること、さらに国立社会保障・人口問題研究所が推計した2020年の五島市の人口は3万4,726人であり、現在よりも減少する見込みであること、また長崎県内も含めた九州管内の人口3万人以上5万人未満の市議会の議員数が18.5人であることから、現行の20人から2名減らし、18人にすることが望ましいと判断いたしました。 以上が提案理由の説明でありますが、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(谷川等君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議会議案第3号 五島市議会議員定数条例の一部改正について、反対の討論を行います。 人口減少がこの議員定数削減に直接、他の自治体と比べて多いんじゃないかということで削減の提案がされているんですが、五島市は人口規模が同程度の自治体と比較しても多くの有人離島があります。そして、市の面積も広いなどの特徴があります。 議員定数をこれ以上削減することは、市民の声が市政に反映されにくくなるという問題点があります。そして、定数は現在のままでも、市民の声の代弁者として、そして市政の監視役としての役割を充実していくことで市民の理解は得られると考えます。 以上の理由で、この議案に賛成することはできません。 ○議長(谷川等君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立によって行います。 議会議案第3号は原案のとおり可決することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議会議案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 お諮りいたします。 明5日は議案研究のため、休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、明5日は休会といたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明後日12月6日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                        =午後零時18分 散会=...